タゲリはチドリ科の鳥で、ハトと同程度の大きさですが、“モンゴルのオギイ湖畔から石川県加賀市の柴山潟干拓地の越冬地へ
日本海(~800㎞)を飛び越えて渡って来る”ことが 鳥類標識調査(カラーフラッグ)で知られています。 (海岸伝いに移動し渡るハマシギや
陸地(島)伝いに移動し渡るアトリと違って)大海を越えて移動する(渡る)タゲリでは、ツバメの渡りと同様に、渡り途上での飛行パターンや飛行方法
は分りませんが、日本国内(地上)で見られる群れ飛行が、“進行方向のふらつく彷徨飛行”であることは よく知られています。
国内で見られるタゲリの群れ飛行の撮影写真から、飛行パターンは雑然とした集団飛行で、飛行方法は連続羽ばたき飛行であることが分ります。
また、2点ヒンジの羽ばたきで、引き上げ行程で翼を少し畳んでいる様子が見られます。 これは、負の揚力の発生を抑制し、推力を上げる効果が
あると考えられます。 ふわふわとした感じの飛行もこのような羽ばたきによると思われます。
タゲリの翼の形が
中腕・円翼であること、レースバト(中腕/尖翼)が 1000㎞ 以上離れた放鳩地から帰巣すること、タゲリの翼は比較的大きく・
飛ぶ姿に力強さがあることなどから、渡りでの飛行パターンや飛行方法も日本国内で見られる群れ飛行のそれらとほぼ同じであろうと推察されます。
渡りでの彷徨飛行には問題もありますが、群れの鳥数(~1000羽)と共に、外敵に対する防衛には利があるでしょう。 渡りでの上昇気流や追い風を
利用している可能性も当然考えられてよい
でしょう。
2019年5月制作、2/5縮尺、1号
2019年3月12日 脚立から転落し、外傷性くも膜下出血と診断され、5日間入院しました。 その影響で、 体力の著しい減退(疲れ易い)、視力の低下(PCの文字が読めない)、歩行困難(安定性を欠く)を感じています。 現在、介護保険による訪問リハビリ を受けています。