大型の鳥になるほど群れを構成する鳥の数は(外敵の攻撃を受けることも減り、採餌できる餌の量的制限などもあって)少なくなり、 また、生活の行動範囲は、体力の向上(スピードや持続時間の増大など)に伴って、広がり、地球規模にまで近づく傾向が見られます。 それゆえ、大型の鳥の群れ飛行の 様子を知ることは難しくなります。
アホウドリは、冬季に亜熱帯の無人島にコロニーを作って繁殖期を過ごし、夏季には小群に分かれて亜熱帯の海上へ移動し非繁殖期を避暑していることが知られています。 避暑地での生活(採餌、就塒、周遊など)は海上の広い範囲にわたると言われています。 アホウドリに特有な海上を吹く風の境界層を利用したダイナミックソアリングが それらの群れ飛行でどのように用いられ、どのような群れ飛行のパターンが見られるかに関心があります。
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