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オオミズナギドリは夏季には温帯の無人島でコロニーを作って繁殖期を過ごし、冬季には亜熱帯の海上や無人島で非繁殖期を過ごすことが知られています。 オオミズナギドリは、翼面荷重が比較的大きく、翼を打ち下ろす力(大胸筋の力)が(重力に比べて)弱いので、海上から飛び立つときには、風が強く海面がうねっているときには うねる波の斜面を駆け降りて、また、風が弱く海面が凪いでいるときには、海上を長く助走して飛び立ちます。 群れの場合、全ての鳥が一斉に羽ばたきながらうねる波を駆け下りる、 または、羽ばたきながら海上を助走する飛行のパターンは壮観です。 長い助走は、水面を疾走するカイツブリでも見たように、海上での高速移動や 外敵からの逃避などにも用いられている可能性があります。
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