止まり木から足蹴りで飛び立つ コチョウゲンボウ
空母からカタパルトで飛び立つ艦載機のように、風上に向かって、足で止まり木を後へ強く蹴り、少しの落差で位置エネルギーを運動エネルギーに変え、時には翼の打ち下ろしによる揚力や推力も加えて、最初の滑空速度(臨界速度を越える速度)を得ている。
定年退職後彫刻を始め、最初に選んだ題材として印象に残る。 拙い部分の目立つ作品1号には その頃の自分の姿と心情が残されている。 作品の鑑賞や評価において 作者の制作時の環境や心境を知ることの大切さと その難しさが理解できる。 (2001年5月制作、実寸、2号)
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