助走して飛び立つ コハクチョウ
体が大きく長腕のため 翼を速く動かせず、翼面荷重が大きく、臨界速度も大きいので、臨界速度に達するまで 羽ばたきと足蹴りを併用して助走する。 推力を上げるため、全開した翼を後上から前下へ勢いよく打ち下ろし、動きの遅い次列風切羽は最大限の迎角に、動きの速い初列風切羽は 境界層剥離を防ぐため 少し前方へ傾ける。 広げて下に傾けた尾は 小さいながらもフラップ効果を出す。全開した水掻きの足で勢いよく水を蹴り 後方へ押し出す水の運動量を最大にする。 (2003年6月制作、1/2縮尺、2号)
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