渡りをする ウズラ



 ウズラは キジと同種、ニワトリと同目で、一見渡りは無理なように思われるが、渡りをする鳥として知られる。 キジに比べて大きな翼開長/全長や翼の縦横比、先の尖った翼形、小柄な体や体重が渡りを可能にしている。 一気に長距離を移動できなくても、体力に応じた数の中継地を飛び継いで渡り、時間的・地域的に発生する追風や上昇気流を利用することも可能。 ウズラの迷彩色、物陰からのすばやい飛び立ち、幅広い採餌の種類は 多様な中継地の環境に順応するために進化したものと思われる。  (2008年3月制作、実寸、2号)



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