藪の中を移動するエナガの群れ


 夕方帰塒の時刻になると、まず、周遊地域から塒地域へ高速で移動し、次に、塒地域内を塒まで低速で移動することが観察されています。  塒となる藪の中での移動は、適当に畳み・広げた翼の羽ばたき、翼や脚による張り出した枝や葉の押し退けや蹴り、慣性を利用したバウンディング飛行 などによる器用な枝渡り・枝間潜りといったところでしょうか。 暗い藪の中を木枝や仲間と衝突することなく、無音で敏速に移動する飛行は注目に値します。


2013年9月制作、実寸、1号




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