・BR>R
・巣穴のある木の幹に着陸する アカゲラ
ォ
減速羽ばたき飛行で巣穴のある木に近づき、(尾を一瞬上に曲げて) 体を起こし投げ上げ着陸の体勢をとるとともに、全開した翼や尾を木の幹の方向と平行に立て、
幹との衝突を避けるために急ブレーキを掛けます。 着陸寸前に翼を打ち下ろし、翼と幹に挟まれた空気が逃げ出すときの抵抗を利用して、ブレーキを強めることもできるでしょう。
また、平行に立てた翼や尾を傾けて揚力を作り出し、投げ上げ角度を変えることも可能です。 (大きくて丈夫な)足の爪を木の幹に食い込ませて 滑り落ちないように止まるためには、
ある程度の衝突速度は必要でしょう。 このような動作は、フクロウが巣穴のある木の幹に着陸するときには はっきり見られますが、アカゲラは (ムクドリ大の)小柄な鳥で、動作が
すばやいため、減速羽ばたき飛行のまま垂直な木の幹に到着するように見えます。 夏の日に木から木へ飛び移る蝉を連想させます。
アカゲラが巣穴のある木に近づくときの飛翔姿には、アカゲラの美しい柄模様や彩色を見ることができます。 アカゲラは、翼を体につけたバウンディング飛行で、
力強く飛ぶことが知られています。 木々の間をすり抜けて飛行する鳥は、慣性を利用した飛行方法を心得ているようです。 (2012年6月制作、実寸、1号)
最初へ
次へ
分類表へ