高台の巣に降り立つコウノトリは、投げ上げ着陸の方法はとらず、平地に降り立つときと同様に、パラシュート降下飛行の後、緊急一時停止の打ち下ろしで巣に降り立つ。 翼面荷重が比較的小さく、長い足や太くて長い嘴を持つ、長腕・裂翼のコウノトリにとって、低速で定位置に着実の降り立つためには、この方がよいのであろう。 両翼をそれぞれ下に湾曲させているのは、抗力を増し、安定性や操舵性をよくし、緊急一時停止の打ち下ろしにつなぐためにもよい。 下げた長い足や太くて長い嘴も、重心を下げ、安定性をよくし、足のバネを利かせて着地するためにもよい。
(2009年3月制作、1/2縮尺、1号)