エコ飛行の方法


   慣性を最大限に利用し、翼系の自然振動数・必要最小限の振幅で羽ばたき、
  引き上げ行程で可能性のある負の推力や負の揚力の発生を極力避ける。


    熱上昇気流、斜面を登る気流、大気境界層の気流 などを利用する。
  (羽ばたきをする・しないに関わらず、気流から位置エネルギーを獲得し、
  重力によって運動エネルギーに変える。)


    追風に乗る。
  (地面に相対的な速度(飛行速度)をます。 例えば、秒速10mの風に乗れば、
  時速36km の速度が追加される。)


    水面や地面をすれすれに飛び、表面効果を利用する。
  (鳥のまわりの流れが地・水面の影響を受けて変化し、揚力や推力が増加する。


   大型で、引き上げ行程である程度の揚力を保持する鳥では、編隊を組んで飛行し、
  左右の翼端から流出する反対向きの曳航渦を隣同士で相殺させて、誘導抵抗を減らす。


   小型かつ小さな体重で、大きな加速度が出せる筋力をもつ鳥では、バウンディング飛行の
  方法を用いて、慣性を最大限に利用する。



   鳥のエコ飛行の方法は、自動車や自転車のエコ運転の方法(燃費を最大にする速度で
  走行し、慣性を最大限に活用し、ブレーキは必要最小限に控え、下り坂などは最大限に
  利用する。)と似ている。




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