着地点や空中で一時停止する ユリカモメ



 翼を真上まで引き上げ 手首を後方へ捻り 大きく打ち下ろす。 尾は全開する。 動作は緊急離陸の場合と似ており、翼に作用する抗力を利用している。 緊急一時停止とでも。
 冬の夕方、ユリカモメの大群が京都鴨川の周辺に立つ熱上昇気流に乗って空高く舞い上がり東山を越えて琵琶湖のねぐらへ帰って行く行動が印象に残る。 アネハヅルが渡りでヒマラヤ山脈を越えるときと同じ要領。  (2008年6月制作、1/2縮尺、1号)



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