翼を小刻みに羽ばたいて着陸する ドバト



 滑空降下している鳥が 翼を前後に振動させると 揚力が増加する。 また、翼を上下に振動させ 上に動かすときには 翼を回転させて 下に動かすときと同じ迎角にすれば、推力は相殺されるが 揚力は増加する。 前後の振動と上下の振動を組み合わせると さらに大きな揚力の増加が得られ、低速滑空が可能に。 ドバトの初列風切羽の小さな外弁/内弁比や振動に伴う摩擦・接触音は 上下振動の上向き行程で 翼列が自然に形成され 各羽根が回転していることを示唆。  (2005年6月制作、実寸、1号)



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