緊急離陸する キジ
キジは短腕裂翼でやや大きな中型の鳥。 その飛び立ちについては 「ほとんど垂直に飛び立つ」、「はげしく羽ばたく」、「すばやく羽ばたく」 といった記述が多く、また、翼については 「短い翼」、「強力な大胸筋」 といった記述が目立つ。 これらの記述は 発生する気流が著しく非定常・3次元的であることを示唆。 打ち下ろすとき、翼のまわりにどのような気流が発生し、翼にどのような力が作用しているかは不明。 この世からあの世へ魂を運ぶ使者として 寺院の棟上に飾られた鳳凰の離・着陸姿を連想させる。 キジは日本の国鳥。 多重構造の造形美、高度な飛翔の力学は抜群。 (2001年10月制作、実寸、2号)
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