翼を半たたみにして引き上げる ムクドリ の羽ばたき飛翔

 ムクドリの羽ばたき飛翔は、高速度撮影写真の分析から、全開した翼を打ち下ろす行程と、翼を流すようにたたんで引き上げる行程から成ることが指摘されている。  このような引き上げ行程では、周囲の空気の運動量は殆ど変化せず、その反作用として鳥が周囲の空気から受ける力も発生しない(引き上げ行程が慣性による放物飛行 である)ことを意味する。 “小型の鳥の羽ばたき動作には、手首・肘・肩の関節の屈伸や 翼幅方向に異なる翼弦・迎角・反りの時間的変化だけでなく、風切羽のたたみ・広げ や 隙間のできる分離なども含まれる” ことに注意!

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