斜面を登る弱い気流に乗ってハンギングする ノスリ
低速滑空で重力に対抗する揚力を確保するために いろいろ工夫している。 尾を広げて下に傾け フラップ効果を出す。 モーメントのバランスをとるために
翼はやや前に偏らせ、迎角や反りを最大にする。 翼を広げたとき張り出す腕の靭帯は翼の反りを増大させる。 分離して隙間のできた初列風切羽で翼列効果を出し、上に反った翼先は誘導抵抗を減らす。 少し持ち上げた小翼羽の前縁スラット効果や毛羽立てた前縁羽による弱い乱れの導入によって
境界層の剥離を防ぐ。 ハンググライダーの元祖。 (2002年3月制作、1/2縮尺、2号)
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